WEB制作会社はブラックが多い?過去に働いていたブラックWEB制作会社の特徴

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WEBデザイナー

僕が過去(2019年)に勤めていたWEB制作会社はけっこうブラックでした。

当時は社会人として働くのが初めてで、普通の会社が何か全くわかっていなかったので、気づくまでに時間がかかりました。
今振り返るともっと早く辞めとけば時間を無駄にせずに済んだなあと思います。

これからWEB業界を目指す人にはこんな思いはしてほしくないので、僕の体験談を踏まえて気をつけたほうがいい制作会社の特徴を書いていこうと思います。

実際に僕が働いていた会社の話なので全ての制作会社がこうだというわけではありませんのであらかじめご留意ください。
また、制作会社は労働時間が長いのは当たり前なので労働時間に関してはここでは記載しません。

僕が勤めていたブラック会社の特徴1 : 社会人未経験を積極的に洗脳してくる

その会社は異業種からの転職や社会人未経験者を積極的に採用していました。

社員として応募したにもかかわらず、未経験は日給8000円、週3のアルバイトからスタートという決まりで、実力がついていくにつき週4→週5→社員としてステップアップしていけるというルールでした。

早く社員になりたい僕らは毎日夜遅くまでがんばります。もちろん残業代などはありません朝9時から終電までで8000円です。東京です。

社長や上司には「社会人未経験からWEBデザイナーになる機会を与えてあげている」「ブルーカラーからホワイトカラーになるチャンスだよ」「この会社でやれないようならどこも通用しないよ」と言われ続けます。

そういった洗脳が時間をかけてじっくり行われるので明らかに労基法に違反していても気づきにくくなってしまいます。

会社員として働いたことのなかった僕は「これが会社か、働くって大変だな〜」と思いつつも頑張っていました。

僕が勤めていたブラック会社の特徴2 :有給という概念が存在しない

アルバイトから正社員に昇格し、ようやく会社員としての福利厚生を享受できると思いつつも幻想だと気付かされます。

その会社では有給という概念は存在せず、唯一あった制度としては「記念日休暇」という年に1日だけ自分の希望した日に有給が取れるといった制度でした。
1ヶ月前に申告しなければならず何の記念日かも聞かれます。

そして有給がないことは転職活動時にものすごく困りました。
どんなに早くあがっても22時なので平日はまず無理、土日面接してくれる会社なんてWEB業界にはほぼありません。
今思えば会社から逃さないように徹底的に管理されていたのだなぁと思います。

僕が勤めていたブラック会社の特徴3 : 別業種で赤字を垂れ流している

社長の夜遊び用のお店(スナックやカラオケバー等)を経営していました。
僕らが必死で稼いだ給料はこのお店の家賃に消えていくのかと考えたらとても切なくなりました。

僕が勤めていたブラック会社の特徴4 : 社員の目が死んでる

その会社はみんな目が死んでいました。特に若い社員の目が死んでました。

初めて出社した日、隣の席の人は僕より若い上司でした。
挨拶をしたところこちらの方は一度も見ずに「うす」と一言。
初出勤でワクワクの方が勝っていたので「こんな感じか〜」「この人目死んでるな(笑)」と思ってその時は気にしませんでした。

一ヶ月後その隣の席の人は辞めていき、1年が経ち周りの社員やアルバイトもどんどん辞めていき早くも古株になった僕は、アルバイトの子が入ってきてもすぐに辞めていくのでもう後半から誰の名前も覚えなくなりました。

そして2年後新しくアルバイトで入ってきた子が挨拶してきた時、PCを見ながら「うす」と答える自分がいました。この瞬間にハッとしました。そして一ヶ月後僕は会社を辞めました。

辞めてもいい

僕が勤めていたこの会社はメンタルを崩して辞めていく人が本当に多かったです。

メンタルを壊すと取り返しがつかないのでさっさと辞めたほうがいいです。
目的がある場合と耐えれるメンタルを保有している方は完全に割り切って働いた方がいいです。

僕の場合は当時は手取り16万だったので貯金もできず次を決めないで辞めたら一気に生活は破綻するので辛くても辞めれずにいました。

辞めても生活は破綻しない実家暮らしの子達を羨ましくも思いつつその背中を見送りながら毎日終電、始発まで働いていました。

有給もなかったのでまともに転職できる時間なんて取れず、そんな生活を2年続けていても結局次を決めずにやめる事になり、結局生活は破綻しました。

次の職場が決まるまで結果的に消費者金融に借りることになり、どうせ借りることになるのならもっと早くに辞めとくべきだと気づき貴重な2年を無駄にしました。

WEB業界において転職回数はマイナスにならない

WEB業界は転職して給料を上げていくのが普通なので、一つの会社にこだわる必要は全くありません。
よほど働きやすいか、待遇が良くない限り我慢する必要はありません。
コーディングやデザインの上達したいと考えてる人は他の会社でもできます。

そして何より複数の会社に移動していろんな会社の経営方法や組織を見て解釈した方が人間的にも成長します。

これはデザインやコーディングのスキルと違って目には見えないスキルですが、個人的にはこっちのスキルの方が重要な事だと思っています。
むしろ一つの会社のやり方しか知らないとうまいように洗脳されて利用される場面も出てくると思うのでできるだけいろんな会社や人間を見た方がいいと思います。

ブラックを引かないために

ブラック会社ほど求人や自社HPにめちゃくちゃ綺麗なことを書いています。
今でこそ「会社名 評判」で検索するとある程度の情報が出てきますが、当時はレビューが投稿されていないもしくは少なかったので初見で見破るのは難しかったです。
これから目指す人は入社前に必ず「会社名 評判」で検索するようにしましょう。

WEB制作会社は誰でもできて参入障壁が低いため競合が多く、単価を下げるかサービスに付加価値をつけるかになってきます。どちらにせよフロービジネスなので負荷がかかるのは従業員です。
個人的には設立から10年以上経ってもWEB制作1本で稼いでる会社は気をつけたほうがいいなぁと感じます。

なるべくブラックを引かないためにWEB制作以外の事業で収益を上げている会社に転職することをお勧めします。

別事業でも収益が出ていることから、会社の余裕が違うのでブラックを引く可能性は下がります。
もう制作会社は嫌だという方にオススメしたいのはインハウスのWEBデザイナーです。

同じWEBデザイナーなのに業務内容や待遇が全く違い激務から解放されてプライベートを充実させることができます。

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