「高卒未経験だけどWEBデザイナーになれるの?」
「専門学校に行っといた方がいいの?」
これからWEBデザイナーを目指す人にとってはそんな疑問を持つ方も多いと思います。
ここではそんな疑問を解決するために書いていきます。
高卒からでもWEBデザイナーになることは可能?
結論から言うと可能です。
なぜならWEBデザイナーは資格や学歴が必要とされる仕事ではないからです。
そして筆者自信が高卒であることと、他のWEBデザイナーを見ていると実際に高卒の人も少なくないからです。
筆者がWEBデザイナーになった経緯についてはこちらの記事で記載しています。
高卒で土木作業員、水商売をやっていた僕がWEBデザイナーになった経緯
高卒と大卒の割合
O-NETが運営する職業情報提供サイトJobTagによるとWEBデザイナーの高卒の割合は13.6%、専門学校卒が28.8%、大卒が39.4%でした。残りは高専卒や短大卒が含まれているようです。
筆者自身もこれまで50人以上のWEBデザイナーと知り合いましたが、体感で言うと5割が大卒で3割が専門卒、残り2割が高卒でした。
高卒と大卒で業務内容は変わるか
高卒、大卒に関わらず業務内容は変わらないので、業務においては学歴は気にする必要はありません。
筆者がかつて働いていたWEB制作会社では、大卒でも正社員になれずずっとアルバイトをしていた方や、逆に高卒でも幹部になっている方もいて個人の能力で評価される傾向が強かったです。
高卒のデメリット
実際に高卒でWEBデザイナーになりいくつか感じたデメリットがありました。
大企業を目指そうとすると大卒フィルターで詰む可能性がある
ある程度スキルが身に付いてくると、年収を上げるために転職を考えると思います。
WEBデザイナーの求人は基本的に学歴不問が多いので、平均年収ぐらいは高卒でもいけるのですが、まともな労働環境で平均以上を求めようとすれば、大企業に勤める必要が出てきます。
大企業のインハウスデザイナーになればある程度の収入と自由な時間を手にすることができます。
しかし、大企業や財閥系の企業は、応募条件を大卒・美大卒以上としているところが多いです。
そのためスキル面で条件を満たしていても高卒だと応募すらできないケースがあります。
大学時代のエピソードに参加できない
これはオマケみたいな出来事ですが、会社の飲み会で大学時代にどんなサークルに入っていたかの話で盛り上がっている会話に参加できなくて気まずい瞬間がありました。気にしなければたいして問題ではありません。
まとめ:高卒WEBデザイナーは詰む可能性がある
まとめると高卒でもなることは可能だけど、大企業を目指すと途中でハードルが上がるということです。
このように大企業で一生安泰というパターンは難しいので、組織に所属しながら平均以上の収入を稼ぎたいのであれば外資系企業を目指すか、ベンチャーに入社して出世するかになってきます。
組織に所属しないでWEBデザイナーとして活躍していきたいのであれば、ゆくゆくはフリーランスもしくは起業することを視野にいれる必要があります。
現在ではレバテックフリーランスのように常駐型フリーランスという働き方もあるので、予想しているよりもずっと楽に仕事を獲得できる可能性があります。
筆者のWEBスクール時代の友人は、スキルはあるのに学歴で弾かれる状況に絶望して常駐型フリーランスに転向し、今では週4出勤で70〜80万の月収を手にしています。
他にもWEBデザイナーとしての職業にこだわらないのであれば、WEBディレクター、WEBマーケティング、WEBエンジニア、WEBコンサルなど、WEBデザイナーとしての知識を活かして他の職種に転向するという方法もあります。
実際にWEBデザイナーとして5年以上務めるとほぼ仕事を覚えてしまい、毎日同じことの繰り返しになって飽きてしまう可能性があるのでスキルの幅を広げたい方はおすすめします。
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