webデザイナーはオワコン!やめとけ
webデザイナーになりたい人の中には、webデザイナーはやめとけと言われた経験がある人もいるはずです。直接言われることがなくても、情報収集の過程でおすすめできないという話を聞いた人は多いでしょう。
これからwebデザイナーを目指す上で後悔をしないためにも、やめとけと言われる理由を知っておくべきです。
ここではWEB制作会社、インハウスのWEBデザイナー、フリーランスのWEBデザイナーとして働いた筆者がwebデザイナーはやめとけと言われる理由と、軽い気持ちでwebデザイナーになった末路を解説していきます。
webデザイナーはやめとけと言われる理由
実際にwebデザイナーとして働いた経験から、やめとけと言われる理由は、以下にあると感じました。
①労働時間が長い
②webデザイナーの人口が多い
③給料が低い
④つねに最新技術を追わなければならない
⑤飽きる
ひとつひとつ解説していきます。
やめとけと言われる理由1 : 労働時間が長い
制作会社勤務の場合、納期があるので納期間近は残業が多いです。
特に代理店の下請けの制作会社の場合、基本的に会社側で納期のコントロールができないので、一般的な制作会社よりも激務になります。
( WEB制作会社の求人によくある「100%自社案件です!」とは自社で案件を受けているため、納期のコントロールが可能で残業は少ないよといった意味があります。)
クライアントありきの商売のため、急なデザインの変更や修正依頼に振り回されたりして残業が多くなりがちです。
やめとけと言われる理由2 : webデザイナーの人口が多い
webデザイナーは、エンジニアやグラフィックデザイナーのように専門的な教育を受ける必要がなく、職業訓練校やオンラインスクール、独学でもなれるので目指す人が多いです。
また、近年の副業ブームやコロナ禍によって、在宅勤務を望む人も増えたことにより、フリーランスや副業でWEBデザイナーを目指す人も多くなりました。
上記の理由から個人で活躍する場合、多少知識や技術を持っている程度では、ライバルが多いので就職したり仕事をもらったりすることが難しいです。
やめとけと言われる理由3 : 給料が低い
競争率が高くなる中でWEBデザイナーは薄利多売となりました。
webデザインを完成させるためには時間や労力が必要となりますが、それを労働力に見合わない報酬で引き受ける企業や個人も増えました。
企業や個人が低価格で自分を売り出したことにより、WEBデザイン自体の価値が下がっているのも事実です。
やめとけと言われる理由4 : つねに最新技術を追わなければならない
WEB業界は進歩が凄まじく次々と新しい技術が出てくるので、常に最新技術を追わなければいけない点もwebデザイナーがやめとけと言われる理由だと言えます。
最近ではノーコードと呼ばれるWEBの知識がない人でも簡単にWEBサイトを作成できるサービスも増えました。
これまで通りに仕事を続けていても、いずれ淘汰される可能性が高いので、システム構築まで行えるコーダーや、動画製作もできるデザイナーなど、幅広い技術を身につけなければ活躍することが難しいと言えます。
想像以上に覚えることが多く、基本的な内容を身につけても終わりがないので、やめとけと言われることが多いです。
やめとけと言われる理由5 : 飽きる
WEBデザイナーは業務をある程度習得してしまえば、デザインやコーディング、業界のトレンドを追いかけるだけになってしまいます。
激務な上に毎日同じことを繰り返すだけなので、やがて苦痛になってきます。
そのためWEBデザイナーをやめて、WEBディレクター、WEBエンジニア、WEBマーケターなど他の業務に挑戦していく人も多いです。
おすすめはインハウスのwebデザイナー
ほとんどの方がやめとけと言うのは制作会社に勤務するWEBデザイナーを指していることが多いです。
筆者もWEBデザイナーの仕事が制作会社しかなかったら確実にやめとけと言っている気がします。
WEBデザイナーには制作会社勤務の他にも、インハウスのWEBデザイナーという働き方が存在します。
インハウスのwebデザイナーは一言で言うと企業の専属のWEBデザイナーです。
自社で制作を進めていくため、制作会社のように納期に追われることがなく、働き方をコントロールしやすいです。
また、安定している企業が多いので、制作会社のWEBデザイナーと比べ給料も高い傾向にあります。
詳しくはこちらで解説しています。
制作会社からインハウスのWEBデザイナーに転職して良かったこと
まとめ
以上、WEBデザイナーはやめとけと言われる理由でした。
個人的にはやめとけと言われる理由を上回るメリットがあるので、全力でおすすめしたい職業のひとつです。
独学で学ぶことは大変ですが、スクールを利用すれば幅広い知識をしっかりと学んだり実践的な力を身につけたりすることができますし、フリーランスとして働くことを前提としているスクールを利用すれば料金設定や交渉に関するノウハウも知ることが可能です。
工夫して学んだり仕事を行ったりすれば、満足できる働き方が実現できます。やめておけと言われる原因を知った上で、問題が回避できるような選択をできるようにしておきましょう。
月1万円!安いWEBデザインスクール10選【サブスク型スクール】
おまけ:軽い気持ちでwebデザイナーになった末路
筆者は高卒と同時に311で地元に津波がきたので、被災地で日給6000円の土木作業員をやっていました。壁に石綿(アスベストの代替品)を埋め込こむ仕事で、毎日咳が止まらず身体中が痒くて本当に地獄でした。
その後は「なんかかっこいい」という理由でWEBデザイナーになりました。
最初に入社したWEB制作会社はかなりのブラックで、周りの人がどんどん辞めていき、筆者自身も毎日お酒でストレスを誤魔化す生活をしていました。
当時もネットには「やめとけ」といった意見は溢れていて、ある意味正解でした。
そこからインハウスに転職したところ、制作会社とは全く違う労働環境に驚きました。
現在は副業で立ち上げていたWebサービスのひとつが本業の収入を超えたので、勤めていた会社の雇用形態を業務委託にしてもらい、フリーランスとして活動しています。
安定した収入があり、自分の好きなことだけで食べていけてるので、満足しています。
WEBデザイナーになっていなかったら、今のような生活は実現不可能だったので、本当になってよかったと思っています。
一度WEBデザイナーになると、「エンジニア」や「マーケター」「ディレクター」など様々な職種に転職可能で今後のキャリアが広がりやすいので、フリーランスを目指さない方にもおすすめできる職業です。
もし現在未経験でこれからWEBデザイナーを目指のであれば職業訓練校をおすすめします。
無料で通える上に失業保険も受給できるからです。
入学までの倍率が高かったり無職じゃなければいけないとデメリットがあるので、その場合はWeb食いやデイトラなどの安くてサポートが手厚いスクールを利用するのがおすすめです。
コメント