webデザイナーになりたい人の中には、webデザイナーはやめとけと言われた経験がある人もいるはずです。また、直接言われることがなくても、情報収集の過程でおすすめできないという話を聞いた人は多いでしょう。
これからwebデザイナーを目指す上で後悔をしないためにも、やめとけと言われる理由を知っておくべきです。
ここではWEB制作会社、インハウスのWEBデザイナー、フリーランス(副業)のWEBデザイナーとして働いた筆者がwebデザイナーはやめとけと言われる理由を解説していきます。
webデザイナーはやめとけと言われる理由
理由1 : 労働時間が長い
制作会社勤務の場合、納期があるので、納期間近は残業が多いです。
特に代理店の下請けの制作会社の場合、基本的に会社側で納期のコントロールができないので、一般的な制作会社よりも激務になります。( WEB制作会社の求人によくある「100%自社案件です!」とは自社で案件を受けているため、残業は少ないよといった意味合いがあります。)
クライアントありきの商売のため、急なデザインの変更や修正依頼に振り回されたりして残業が多くなりがちです。
理由2 : webデザイナーの人口が多い
10年以上前までは専門的な技術を持っている人が少なく、webデザインの仕事ができる人は重宝されていました。
社会にWEBが浸透したことにより、WEBデザイナーという職種が一般にも認知され、スクールや学習教材も充実し少しずつwebデザイナーの人口が増え希少性が薄くなりました。
また、近年の副業ブームやコロナ禍によって在宅での業務を望む人や企業のDX化が進んだことによりさらに希少性が薄くなりました。
個人で活躍する場合、多少知識や技術を持っている程度では、就職したり仕事をもらったりすることが難しいです。
本当に能力のある人しか活躍が難しい状況になりつつあるのでやめとけと言われることが多いです。
理由3 : 薄利多売
競争率が高くなる中でWEBデザイナーは薄利多売となりました。
webデザインを完成させるためには時間や労力が必要となりますが、それを労働力に見合わない報酬で引き受ける企業や個人も増えました。
企業や個人が低価格で自分を売り出したことにより、WEBデザイン自体の価値が下がっているのも事実です。
理由4 : つねに最新技術を追わなければならない
WEB業界は進歩が凄まじく次々と新しい技術が出てくるので、常に最新技術を追わなければいけない点もwebデザイナーがやめとけと言われる理由だと言えます。
最近ではノーコードと呼ばれるWEBの知識がない人でも簡単にWEBサイトを作成できるサービスも増えました。
これまで通りに仕事を続けていても、いずれ淘汰される可能性が高いので、システム構築まで行えるコーダーや、動画製作もできるデザイナーなど、幅広い技術を身につけなければ活躍することが難しいと言えます。
想像以上に覚えることが多く、基本的な内容を身につけても終わりがないので、やめとけと言われることが多いです。
理由5 : 飽きる
WEBデザイナーは業務をある程度習得してしまえば、デザインやコーディング、業界のトレンドを追いかけるだけになってしまいます。
激務な上に毎日同じことを繰り返すだけなので、やがて苦痛になってきます。
そのためWEBデザイナーをやめて、WEBディレクター、WEBエンジニア、WEBマーケターなど他の業務に挑戦していく人も多いです。
おすすめの働き方
ほとんどの方がやめとけと言うのは制作会社に勤務するWEBデザイナーを指していることが多いです。
筆者もWEBデザイナーの仕事が制作会社しかなかったら確実にやめとけと言っている気がします。
WEBデザイナーには制作会社勤務の他に、インハウスのWEBデザイナーという働き方が存在します。
激務が嫌だと思う方はインハウスのWEBデザイナーを目指すことをオススメします。
インハウスのwebデザイナーは一言で言うと企業の専属のWEBデザイナーで、本当に同じWEBデザイナーか?と思うほどに業務内容が違い圧倒的に楽です。
そして楽な上に制作会社のWEBデザイナーと比べ給料も安定しています。
詳しくはこちらで解説しています。
制作会社からインハウスのWEBデザイナーに転職して良かったこと
まとめ
以上、WEBデザイナーはやめとけと言われる理由でした。
個人的には上記で挙げた理由を上回るほどのメリットがあるので、全力でおすすめしたい職業のひとつです。
独学で学ぶことは大変ですが、スクールを利用すれば幅広い知識をしっかりと学んだり実践的な力を身につけたりすることができますし、フリーランスとして働くことを前提としているスクールを利用すれば料金設定や交渉に関するノウハウも知ることが可能です。
工夫して学んだり仕事を行ったりすれば、満足できる働き方が実現できます。やめておけと言われる原因を知った上で、問題が回避できるような選択をできるようにしておきましょう。
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