リスキリングで何を学ぶ? 今後役立つおすすめのスキル6選

最近よく耳にする言葉のひとつに「リスキニング」があります。
みなさんもネットニュースや広告で一度は目にしているのではないでしょうか。

ここではリスキリングとは何か？リスキリングの重要性、今後需要が増していくおすすめのスキルを紹介します。

リスキリングは今後とても重要な概念になっているので、変化の早い時代に置いてかれないように積極的に習得したいですね。

リスキリングとは？

リスキリングとは(学び直し)は、時代やテクノロジーの変化にあわせ、個人や組織が新しいスキルを身につけることを指します。

テクノロジーの進化や外部環境の変化(コロナ禍など)で、既存のスキルセットだけでは対応できない課題に直面することになります。

リスキリングを行うことで、従業員や個人はキャリアアップや職場での生産性向上など、様々なメリットを得ることができます。

2022年10月には政府が「リスキリングに1兆円を投資する」と発表したように、国や地方自治体、民間企業などが一体となってリスキリングに力を入れようとする動きが高まっています。

Googleで過去に「リスキリング」が検索された回数の推移

リカレント教育との違い

リスキニングと混同される言葉にリカレント教育があります。

リカレント教育は一度仕事をやめて再度大学や専門学校に入り直すことを指します。

一方で、キャリアを継続しつつ、並行してスキルを身につけていくことをリスキニングと言います。
リカレント教育とは違い、今後の業務に必要になるであろう知識やスキルを「働きながら身につける」事をさします。

リスキリングはなぜ必要？

リスキリングがなぜこれほどまでに重要とされているのか、その理由のひとつに、産業のデジタル化や自動化など技術の急速な進歩があります。

世界経済フォーラム（WEF）の予測では、AIの登場で2025年までに約8,500万人分の仕事が消失する一方で、約9,700万人分の仕事が新たに誕生すると言われています。

今後も新しい技術の登場やAIの進歩により、これまで通用していたスキルが陳腐化していき、使われなくなる可能性が高いです。

このような変化に対応するために、常に新しいスキルを身につけ変化する環境に適応していく必要があります。

変化の早い時代において、ひとつのスキルだけに依存していると危険なので、積極的に新しいスキルを身につけていく必要があります。

リスキリングにおすすめのスキル6選

リスキリングの重要性を理解したところで、ここからはリスキリングにおすすめな5つのスキルを紹介していきます。

紹介するスキルは以下の5つになっています。

①プログラミング
③データ分析
③デザイン
④英語
⑤ファイナンス
⑥動画

ひとつひとつ解説していきましょう。

リスキリングにおすすめのスキル01 : プログラミング

リスキリングにおすすめのスキルで圧倒的におすすめなのがプログラミングです。
企業のDX化に伴いもっとも注目されているスキルといっても過言ではないでしょう。

経済産業省による「IT人材需給に関する調査」によると、2030年までに日本のIT人材は約79万人不足すると言われており、プログラミングは今後ますます重要なスキルになっています。

プログラミングを覚えるとエンジニアとして転職可能なことに加え、普段の業務においてもデータ収集や自動処理、雑務を簡略化できたりとあらゆる場面で役に立ちます。

また、これまで書籍での学習がメインだったのに対し、現在ではユーデミーのような学習プラットフォームや、侍テラコヤなど独学の延長で学べる格安サービスもたくさんあるので、学習がしやすい環境が整っているのも特徴です。

リスキリングにおすすめのスキル02 : データ分析

次におすすめするのはデータ分析スキルです。

ビッグデータやAI技術の発展により、データ分析スキルがますます重要になっています。
データ分析のスキルを持つことで、企業や団体は、より効果的な意思決定を行うことができます。

データ収集には、データベースやクラウドストレージなどの技術的なスキルをはじめ、統計学や機械学習などの知識、PythonやRなどのプログラミング言語に対する知識が必要になります。

データ分析スキルは、ユーデミーやAidemyで学習することができます。

リスキリングにおすすめのスキル03 : クリエイティブスキル

次におすすめするのはクリエイティブスキルです。クリエイティブスキルとは、創造的な能力やアイデアを生み出す力、表現力などのスキルのことです。

アップル創業者のスティーブ・ジョブスはビジネスにおいてデザイン思考を最重要していたのは有名な話ですね。

クリエイティブスキルを学ぶことで、表現能力やアイデア、発想力が向上します。
それにより、創造的な仕事を生み出すことができるため、ビジネスの競争力を高めることができます。

allflowのようにノンデザイナーが知識としてデザインを学習するサービスもあるので、うまく利用するといいでしょう。

リスキリングにおすすめのスキル04 : 英語

グローバルなビジネスの拡大に伴い、英語力が求められることが増えています。

ビジネス英語には、専門用語や略語、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルなどが含まれています。TOEICやTOEFLなどの英語の資格試験を受験することが一般的です。

英語力を向上させるためには、リスニングやリーディングだけでなく、英会話の練習やビジネス英語の練習など、自分が必要とするスキルを重点的に学習すると効果的です。

また、英語が得意な人とコミュニケーションを取ることで、リスニングとスピーキングのスキルを向上させることもでるので、スピーキングに特化したスクールなどで学習するのがおすすめです。

またKredoのように英語とプログラミングを同時に学べるサービスもあるので、一度に二つのスキルを身につけることも可能です。

リスキリングにおすすめのスキル05 : ファイナンス

次におすすめするのはファイナンススキルです。
ファイナンススキルとは、経済やビジネスにおける財務・資金・投資などに関する知識と技能のことを指します。

企業価値の分析ができるようになり、企業の経営状況や企業価値を把握することができ、投資判断や財務戦略の立案に役立てることができます。

また、ファイナンススキルを学ぶことで、株式や債券、投資信託、FXなどの金融商品について理解が深まります。

これらのスキルは、経済やビジネスに関する知識を深めることができ、自分自身の投資や資産運用、キャリアアップなどに役立ちます。

リスキリングにおすすめのスキル06 : 動画作成

次におすすめするのは動画作成スキルです。

SNSやYouTubeなどの動画配信サービスが普及し、ビジネスの分野でも動画を活用することが求められるようになってきています。

情報伝達能力を表す例として、画像は文字の7倍、動画は文字の5000倍伝わると言われています。

他にもアメリカの調査会社Forrester ResearchのJames McQuivey博士によると、1分間の動画から伝わる情報量は、一般的なWEBページの3600ページ分と言われています。

動画作成スキルを身につけることで、商品やサービスの紹介や宣伝、社内向けのトレーニングや教育動画、マーケティングのための広告など、様々なシーンで動画を活用することができます。

また、自分自身のスキルや知識を発信するために、YouTubeなどで自主的に動画を作成することもできます。

動画制作スキルはデミック・ロー・ファイルなどで学習することができます。

まとめ

以上、リスキニングにおすすめのスキル6選でした。
変化の早い環境に適応していくために、積極的にスキルを学んでいくようにしたいですね。