現場で活躍していた経験がある方はもちろん、まだ活躍した経験が無い方においては他者に対して自らが有している能力を示す事ができるようになるため、資格を有しておくと頼もしい存在になります。
そこで今回はWEBデザイナーの資格ってどんな資格があるの?という方に向けて解説していきます。
ウェブデザイン技能検定
webデザイナー関連の資格で唯一の国家資格です。
取得した時には面接時などに面接担当者と共通認識が持ちやすい環境が整っています。
ウェブデザイン技能検定では1級から3級に分かれていて、3級は多くの人達にとって挑戦しやすい難易度に設定されているので、これからwebデザイナーになって活躍したいと考えている方に頼もしい存在になってくれます。
2級と1級はこれまでに現場にて実際に活躍していた実務経験が求められる難易度に設定されていますが、難易度が高めに設定されているが故に有していれば一目置かれるようになりますし、プログラミングやデザインに限らずインターネットの広い範囲を対象にした内容が出題されるので、今後活躍できる場が顕著に広がります。
Webデザイナー検定
公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が開催している、「WEB制作」に関する知識を包括的に学ぶことを目的とした資格です。
民間企業が主催していることと、受験資格に実務経験が必要ないのでウェブデザイン技能検定と比べると難易度は下がります。
年に2回実施されており受験者数は毎年2000人ほどです。
スタンダードとエキスパートの二種類があり合格率はベーシック64%エキスパート36.3%とまずまずの難易度です。
Webクリエイター能力認定試験
ビジネス能力検定のサーティファイが運営する「Webクリエイター能力認定試験」です。
スタンダードとエキスパートの2つの種類があり試験に合格すると認定証が発行されます。
スタンダードが実技のみで問題が構成されているのに対し、エキスパートは実技と共に知識に関する問題も用意されているので出題される範囲が広くなりますが、範囲が広いのが特徴の試験で合格基準に達していれば広い知識を有している事になるので、面接担当者に向けても幅広い知識を持っている事がアピールできます。
具体的にはウェブサイトを制作する環境についてや構成、HTMLやCSSなどでありエキスパートになると配色や運営管理などより込み入った内容になるのが特徴です。
HTML5プロフェッショナル認定資格
CSSとJavaScriptといったデザインや動作に関する言語にフォーカスを当てた試験で、CSSとJavaScriptに特化している点からもわかるようにエンジニアが有する知識なので、webデザイナーでありつつもウェブサイトの設計も行いたいと考えている方や、業務に関するやり取りを行う時に各担当者とのやり取りをスムーズにしたい時に役立ちます。
デザイナーでありながらもエンジニアと対等にやり取りができる知識を持っている事がアピールできれば、企業内で橋渡し役として活躍できるようになるので、就職試験を受けた時にも採用してもらいやすいです。
Photoshopクリエイター能力認定試験
WEBデザイナーにとって一番使用頻度が高くて欠かせないのがPhotoshop(フォトショップ)です、Photoshopクリエイター能力認定試験はPhotoshopに対して持っている知識と技術が証明できる資格です。
スタンダードもしくはエキスパートの中からレベルを選ぶ事ができ、スタンダードにおいては指示されたように作業を行うのはもとより、スムーズに済ませられる様子もポイントになります。
エキスパートについては、クライアントが持っているそれぞれ異なる希望に柔軟に対応しつつ、クリエイティブなコンテンツを手掛けて納品をする能力が求められます。
Photoshopで行える作業はとても多いので、細部に至るまでじっくりと学びつつ理解を深めて活用できるようにするには多くの学習時間を必要とするものの、Photoshopはwebデザイナーにとって欠かせないソフトウェアなのでほとんどの現場に導入されています。
Illustratorクリエイター能力認定試験
Photoshopと合わせて存在しているのがIllustrator(イラストレーター)で、ロゴなどのベクターデータを作成する目的で使用されているのはもちろん、吹き出しなど簡単なデザインパーツを作る目的でも活用されているため、Photoshop同様に持っていれば重宝される資格です。
使いこなせるようになれば現場から重宝される人材になれます。
アドビ認定プロフェッショナル
上記で紹介した「Photoshop」と「Illustrator」はどちらもAdobe(アドビ)が開発しているのですが、「Photoshop」と「Illustrator」はもちろん、「Dream weaver」や「Adobe XD」などAdobeが手掛けるソフトはwebデザイナーと親和性が高いソフトが多く、アドビ認定プロフェッショナルはそれらのソフトを総括的に学び知識を深める資格です。
アドビ公認の資格のため、初めて就職をする事例に限らずスキルアップを目的にして転職をする時にも頼もしいです。
色彩検定
ウェブサイトを手掛けて不特定多数の方々に向けて公開をする事は、個々によって異なる見え方や色の感じ方について十分に思慮しながら手掛けていく必要が生じます。
細部の色合いに関するまで思慮したウェブサイト作りをすれば見る者において優しさが感じられるようになり、デザイナーと企業の双方に良い印象が持たれます。
色彩検定を受けておくのもウェブサイトを手掛ける者として重宝します。
まとめ
以上、webデザイナーに関係する資格の解説でした。
資格を取っても確実に就職できるというわけではないので、あくまで勉強の一環として取得することをお勧めします。
個人的には資格よりもスキルの方が大切だと思うので資格と同時にスキルの方も磨いていきましょう。