WEB系スクールに通いたいけれど、多すぎて選べない。
悪質なスクールかどうかの判断基準を知りたい。
「未経験からフリーランスへ!」「卒業後すぐに〇〇万円!」
インスタグラムやTikTok、YouTubeを見ているとこんな広告をよく目にします。
コロナの影響で職を失ったり、テレワークに移行できなかった方が多くいた背景もあり、こうしたスクールはコロナ後に急速に増えました。
悪質なケースでは消費者金融でお金を借りさせたり、無料カウンセリングの最中にその場で入会を決めるように強要され友人や家族に相談する暇さえ与えない、といったスクールも存在しています。
通ってしまった後も結局稼げず高額なローンだけを払い続けているなんて方もいます。
そこでここでは詐欺的なスクールに騙されないために、怪しいスクールの見分け方を解説していこうと思います。
便宜上これからWEBデザインスクールに通う人に向けての警告として書いていますが、プログラミングや・動画編集など全てのWEB系スクールに最低でも1〜3つくらい存在しているので、これらの分野を目指す人は気をつけてほしいです。
これからWEBデザインスクールに通う人は、最近では月1万円から学べるスクールもあるので、なるべくリスクの低い方法で学習し、就職活動を並行しておこなっていくのがおすすめです。
月1万円、安いWEBデザインスクール10選
怪しいスクールの共通点
筆者は当メディアを運営する上で200以上のスクールを徹底的に調べています。
調べているうちに、「卒業後すぐに〇〇万円稼げます!」といって高額を払わせる詐欺的なスクールもたくさんありました。
そして怪しいスクールや詐欺的なスクールには以下の共通点があることに気がつきました。
実際に目にしたケース
こうしたスクールが流行っている背景には情報商材の存在があります。
HPを作る→SNS広告を出す→HPへ誘導→無料カウンセリング→入会させる。
といった一連の搾取構造が出来上がっている可能性もあります。
名前は伏せますが、詐欺の噂のあるプログラミングスクールと同じく詐欺の噂があるWEBデザインスクールのサイトを見比べてみました。
どちらもTikTokやYoutube上で有名なスクールですがこの二つのスクールは運営者も違えば会社名も全く違います。
しかし、特商法ページのソースを見てみると、運営会社名、住所などの個別情報以外全く同じソースコードでした。つまり使い回しです。
普通はこんなことはあり得ないので、前述したように未経験社を搾取する情報商材か、二つのスクールの運営者が同じかのどちらかだと思っています。
このふたつのスクールは定期的に計測しているのですが運営者もコロコロ変わります。
かつての運営者のその後を追っていくとある程度稼いでからドバイへ高跳びしているようでした。
どちらのスクールもインスタ広告やTikTok広告で「未経験からフリーランスで〇〇万円稼げます!」と言って集客し、値段は表記せずとりあえず無料カウンセリングに誘導しています。
悪評が立ってきた頃にスクール名と会社名をすげ替えて運営しています。
内部のスタッフと教材は全く同じものを使い回しているのでリスク0です。
余談ですが、インスタ広告やTikTok広告は「若い層が利用している」点や、写真や短尺動画を投稿するプラットフォームなので「文字が読めない層にリーチがしやすい」といった理由から、マーケティング側の目線では費用対効果が高い(要するに馬鹿を騙しやすい)プラットフォームとして認知されています。
SNSにはなぜいい口コミしかないのか?
そういったスクールに限って、受講生の口コミはいいことしか書いていないです。
受講生にキラキラした口コミが多いのは、高い金額を払ってしまったので自分の間違いを認めたくないという心理(サンクコストバイアス)が働いているためです。
こういった状況に陥ってしまうと気付くのに時間がかかってしまいます。
騙されたとうすうす気づいていながらも逃げ道がないので投資金額を取り戻すためにがむしゃらに頑張りますが結局教材も講師の質も悪いので中途半端な能力しか身に付きません。
なかにはまぐれで数万円稼げる人も出てきますが、安定的に稼げない上に思っていたほど稼げない、そもそも受託の時点で時間の切り売りということに気づき「未経験からWEBデザインで〇〇万円稼いだ方法」といった情報商材を売り始めます。
まとめ
以上、怪しいWEBデザイン・プログラミングスクールの見分け方の解説でした。
「卒業後〇〇万円稼げます」「未経験からいきなりフリーランス」と謳ってるスクールは総じて危険と言えるでしょう。特にHPに料金を表示していないスクールの地雷率は90%以上なので気をつけたほうがいいです。
安全なのは国の認可を受けたスクール(職業訓練校)に通う方法です。
仕事をやめなければいけない、手続きが面倒くさい、審査があるといったデメリットもあるので、可能であれば独学で勉強するのが一番良いでしょう。
独学だと挫折してしまうという方は、サポートが手厚く就職率の高い安全なWEBデザインスクールクリエイターズファクトリーや月1万程度のサブスク型スクールなど、なるべくリスクの低い方法から試していくのがおすすめです。
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